2019年10月24日
日本さばけるプロジェクト実行委員会が19、20日の両日、東京・新宿のタカシマヤタイムズスクエアで開かれた「さばけるマルシェ」で、拡張現実(AR)を使って魚を捌く疑似体験を紹介。来場者はスマートフォンの画面に現れたブリをスワイプ(画面に触れた状態で指を滑らせる)しながら魚捌きの手順を学んだ。
『さばけるAR』は、二次元コードを読み取るとスマホにブリが現れ、画面をスワイプするごとにブリの頭を落とし、三枚におろす。一連の疑似体験が使い慣れたスマホで場所を選ばずに行うことができる。
操作自体は単純だが、プロジェクト事務局の長谷川恵一ディレクターは「魚捌きのハードルを下げ、疑似体験を繰り返すことで『本物の魚を捌こう』という人を増やしたい」と、事業の趣旨を話した。
システムはまだ開発の初期段階。動作確認やスマホ環境対応など2日間で挙がった意見を反映して「一般公開にこぎ着けたい」(長谷川ディレクター)という。[....]