スケソウ漁獲、太平洋は17万トン固定

2020年12月25日

 スケソウ太平洋系群・日本海北部系群の資源管理方針に関する第3回検討会(ステークホルダー会合)が22、23日の両日、それぞれ室蘭市内と小樽市内で開催され、2021年漁期漁獲可能量(TAC)案について協議した。太平洋系群は沖底・沿岸漁業者ともに今回新たに追加された当初3年間の漁獲量を17万トンに固定する漁獲シナリオで一致。日本海系群は2案に絞られ、沿岸側が21年漁期の漁獲量を7900トンとするβ0・9のシナリオを、沖合側は当初5年間の漁獲量を1万トンに固定するシナリオを希望した。

          ◇          ◇         ◇

 スケソウ太平洋系群について、水産庁は10年後(31年)に親魚量が目標管理基準値を50%以上の確率で上回る漁獲シナリオとして、ベースケース3案と、第2回検討会の意見を踏まえ、今回新たに追加した漁獲量を固定式ケース2案の計5案を提示した。[....]