シンガポール向け養フグ輸出解禁

2022年6月24日

 日本国内で流通している養殖フグの白子、ヒレ、皮といった全部位がシンガポール向けに輸出できるようになったことが22日、判明した。厚生労働省で要綱を定め、実際に輸出できるようになるのは8月末の見込み。

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 シンガポールでは2011年にフグの食中毒が発生したことなどがきっかけとなり14年から(刺身向けの)筋肉部位以外の輸出が認められなくなった。日本側は現地への働き掛けを続けてきた結果、日本国内で流通している養殖フグの白子、皮、ヒレといった部位についても輸出を解禁する旨がこのほど、連絡があったという。

 シンガポール向けフグ輸出にあたっては現在は必要がない加工場の施設登録などが求められる見込みで、登録の要件や衛生証明書の記載事項を決めたうえで近日中に通知が発出される。[....]