シラスウナギ通年輸出で重責/取扱者協・森山理事長

2021年2月10日

通年輸出化を「大きな前進」と語った森山理事長

 国の内外で批判があったシラスウナギ流通の透明化を目指し、取扱業者の組織化を進めるとともに、関係団体の協力を仰いで取扱証明書を運用してきた、日本シラスウナギ取扱者協議会。民間組織として誕生してから2年半、新たな形で始まるシラスウナギ輸出に関しても産地証明の事前確認証の交付を管理する重責を担うことになった。昨年暮れの一般社団法人化に合わせてトップが代わり、法人化後最初の理事長となった森山喬司氏にインタビューした。

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 ◇きょうまでの活動状況を教えてください。

 ◆森山理事長/日本国内のシラスウナギ流通の把握に努めてきた。従来は組織的なものが皆無だったが、養鰻管理を担う全国団体の全日本持続的養鰻機構と連携・協力し、当会が管理する取扱証明書付きのシラスウナギの購入を推奨していくことで組織化を促してきた。[....]