2021年4月8日
日本からのニホンウナギ稚魚(シラスウナギ)の通年輸出が今年2月に可能になって以降、初めての台湾への輸出事例が、3月下旬に認められたことが関係者への取材で分かった。1976年に発令された輸出貿易管理令で、一尾13グラム以下の稚魚が持ち出し禁止となって以来の実績となり45年ぶり。シラスウナギの国際取引透明化に対する日本の本気度を台湾側へ伝えるメッセージとなることが期待される。
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シラスウナギはこれまで、日本国内の浜で採捕が行われているシーズン(12月1日?翌年4月30日)中の海外への輸出は、国内の養鰻業者向けの種苗を確保する目的から国が認めてこなかった。
しかし、これに台湾側が反発して2007年に対抗措置としてシラスウナギの禁輸措置を発動すると、台湾の浜で採捕されたシラスウナギが中国大陸側に密輸で持ち出されて、香港経由で[....]