シップリフト初運転、みらい造船新工場

2019年3月26日

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シップリフトで垂直上昇した船

 みらい造船(木戸浦健歓社長)の新工場で20日、施設の要になるシップリフトの試運転が行われた。エレベーター方式で船を垂直に上下架させるシステムで、作業の安全性や効率を大幅に向上させる。実際の船を用いた運転は初めてで、コントロール棟と海上の桟橋で連絡を取りながら慎重にプラットホームを上下させて、計画通りに船を施設内へと引き込んだ。

 シップリフトは専用の洋上桟橋内に、台車を乗せたプラットホームを沈める。その上に船を移動させ、巻き上げ機(ホイスト)でプラットホームごと船を垂直に吊り上げる。台車が陸上施設へと続くレールの高さまで上昇すると、陸上の牽引車が台車を引き込み、工場内の船台に乗せる流れだ。[....]