サンマ21年漁期、3年連続で史上最低 

2022年1月11日

 全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)は7日に2021年漁期の最終集計を発表した。水揚数量は1万8291トン(前年比38%減)と、2万トンに届かなかった。1950年の棒受網漁業の本格化後の最低実績を3年連続で更新。近海漁場は最後まで形成されずに12月10日の水揚げを最後に全船が操業を打ち切り、12月は392トン(前年は2369トン)の上積みにとどまった。

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 平均単価は10キロ当たり6205円(29%高)と、1・5倍に跳ね上がった20年漁期のさらに3割高となり、水揚金額113億4976万4000円(20%減)と、4割近かった数量の減少幅を2割減に縮小したが、前年比は実額で30億円近く少なかった。[....]