サンマ漁/大型船解禁も、厳しい環境か

2020年8月20日

 サンマ漁はきょう20日、主力となる100トン以上の大型船が出漁日を迎え、シーズン本番に向かう。ただ、先行して出漁した大臣許可の小型船は全船が漁獲ゼロで帰港するなど、魚群を見つけられておらず、漁期前予報通り、当面は厳しい展開を強いられそうだ。

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 全さんまによると、今期の漁船階層別出漁予定数は、10トン以上20トン未満の小型船が43隻、20トン以上?100トン未満の中型船が27隻、大型船が52隻。

 このうち小型船、中型船はすでに解禁日を迎え、それぞれ12隻が出漁。漁業情報サービスセンター(JAFIC)道東出張所によると、各船はロシア200カイリ内で魚群を探したものの見つけられず、小型船は全船が「漁獲ゼロ」で帰港。[....]