サンマ漁にやっと活気、2日連続水揚げ1000トン超

2020年10月22日

 サンマ漁は19日と20日、2日連続で全国の水揚げが1000トンを超え、遅ればせながらようやく活況を呈してきた。この先、ここまでの超スローペースをどこまで挽回できるかが焦点だ。

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 漁業情報サービスセンター(JAFIC)の漁獲集計サイト「おさかなひろば」によると、19日は道東の花咲や釧路、三陸の大船渡、気仙沼で今期初の4ケタ台となる約1460トンを水揚げ。全さんまによると、続く20日も道東、三陸で約1400トンの水揚げを記録した。

 JAFIC道東出張所によると、目下の漁場は日本水域、ロシア水域、公海の境目近辺といい、ここで魚群が見つかったことが水揚げボリュームの増加につながった。大型船に加え、中・小型船も操業しており、生産現場が活気づいてきた。[....]