サンマ水揚げ11月は前年超え、累計32%減まで回復

2017年12月12日

 全さんま(八木田和浩組合長)は11日、2017年漁期の11月末現在サンマ水揚げ状況をまとめた。数量は7万3859トンで前年比32%減となり、10月末の前年比(48%減)から16ポイント戻した。11月単独で2万8103トンと、前年(2万171トン)超えの上積みをするなど終盤にきて堅調に推移している。

 平均単価は引き続き堅調で、10キロ当たり2864円と34%高となった。水揚金額は前年同期に迫り、211億5445万円で9%減だった。12月初旬においても50隻近くが沖で引き続き操業しているもようだ。数量での前漁期未達は確実な情勢だが、金額での巻き返しは続いている。

 北海道は数量3万6366トンで29%減、本州合計は数量3万7493トンで35%減だった。金額は北海道が121億9092万円で2%減、本州合計が89億6353万円で17%減。

 全さんまは「11月の水揚量としては近年で最も多かったのでは」と話す。[....]