サステナブルな海産物デモ調理、MSCがキャンペーン

2017年10月19日

田中さん(中央)と松橋さん(その左)。山内WWFジャパン水産グループ長(右から2人目)、石井幸造MSCプログラムディレクター(右端)、山本光治ASCGM

 海洋管理協議会(MSC)日本事務所は、世界自然保護基金(WWF)ジャパン、水産養殖管理協議会(ASC)と共催で、17日に開幕した「サステナブル・シーフード・ウィーク2017」の皮切りとして、東京・ABCクッキングスタジオ丸の内グラウンドでスペシャルイベントを開催した。

 初日はWWFジャパンの山内愛子自然保護室海洋水産グループ長による「サステナブルシーフード」に関するプレゼンテーションが行われた。また、吉本興業所属のお笑い芸人ココリコの田中直樹さんと「家事えもん」として知られる松橋周太呂さんがスペシャルゲストとして登場。トークやサステナブルシーフードを活用したデモクッキングと試食が行われた。

 田中さんは「認証の存在は知らなかった。MSCやASCの認証マークが付いている製品を買うことで世界の魚の保全につながるなら買っていきたい」と力説。松橋さんも「食べている寿司の10カンのうち2カンがサステナブルな魚だと知った。周囲の人たちに教えていきたい」とPRを約束した。

 ホタテなど食材提供で参加した日本水産CSR部CSR課の日吉栄一シニアアドバイザーは「少しでも消費者にサステナブルシーフードの認知度が広がれば」と話していた。[....]