サケ市場日本産に置き換えへ、養殖推進会議が初会合

2017年11月6日

パネリストからは活発な意見が出されたサーモン養殖推進会議

 水産庁主催による国内海面サーモン養殖推進会議が1日、東京・渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された。全国各地で海面サーモン養殖が広がっていることから、業界関係者間で現状と課題を広く情報共有し連携体制の確立を構築するため開かれ、200人余りが参加した。
 冒頭、長谷成人水産庁長官は「新たな水産基本計画は漁業を成長産業に変えることをメインテーマにした。国内の生鮮サケマーケットは10万トンというが、ほとんどはノルウェー、チリ産で占められている。一部でも国産に置き換わることができれば、海面サーモンが成長産業になり得る」と活発な議論を呼びかけた
 パネルディスカッションは大規模養殖へ向けた技術的課題、サケの市場形成へ向けた課題、オールジャパンの取り組みについてテーマに生産者や技術者など9人のパネリストが発言した。[....]