サケマス情報/チリギン仕切り直し、小売りの協力不可欠

2019年12月20日

 チリギン新物が混迷を深めている。先物価格は現状相場に照らし合わせてキロ200円の差損を生じ加工メーカーは身動きが取れずに難平(なんぴん)買いもおぼつかない状況。大手供給筋では、小売量販と長期的に定塩フィレーの値下げを断行し、原料価格に重石をのせてしまった。営業冷蔵庫はどこも畜肉でいっぱいで、そこに新物の搬入が年明けから本格化する。[....]