コロナで売上げ3割減、流通改革に期待/地球研・水産関連事業者アンケート

2020年7月28日

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日本の漁業・水産業の望ましい方向性やあり方

 総合地球環境学研究所(地球研)の研究者らを中心とする研究グループは、水産関連事業者を対象に新型コロナウイルスの影響についてのアンケートを実施し、22日に調査結果を発表した。回答者は前年同月と比較し約30%売り上げの減少を感じており、サプライチェーンに問題があると認識。回答者の多くは、今後の日本水産業の目指すべき方向性として「コロナ禍を契機とした水産流通改革」や「持続可能な日本水産業の再考」を考えていることが明らかになった。

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 アンケートの実施を呼び掛けた一人の水産研究・教育機構の杉本あおい研究員は研究結果について「学会での発表だけでなく、政策への反映など現場にどう還元していけるかを考えたい」と活用を目指す。[....]