2021年8月3日
北太平洋海域を対象にした2021年度の鯨類目視調査が2日にスタートし、宮城・塩釜市にある東北ドック鉄工から調査船・第2勇新丸(747トン)が出港した。北米大陸北西沖合の西経海域で大型鯨類の頭数調査などを行い、およそ2か月後に帰港する予定。調査海域内の資源状況の把握に取り組む。
同調査は日本政府が国際捕鯨委員会(IWC)と共同で行っており、今年で12回目。1987年の商業捕鯨禁止以降、手付かずだった鯨類の資源状況を把握するのが目的で、今回は北緯40度以北、西経155度以東、135度以西の外国の排他的経済水域を除いた海域を対象に実施する。[....]