キロ965円、前年の2割高/岩手県産ワカメ初入札

2022年3月17日

 日本一のワカメ産地・岩手県で15日、JF全漁連による2022年産品の初入札会が行われた。低海水温の影響で生育が遅れたため上場数量は例年より若干少なくなったうえ、一部業者の越年在庫薄による仕事買いなどが重なり、主力のボイル品(中芯抜き)の平均落札価格は前年の約2割高のキロ965円となった。

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 会場となった大船渡市のJF岩手漁連南部支所には、県北・南部の13浜で生産されたボイル品70トンと干品0・5トンが上場された。東日本大震災後、ボイル品の初回としては最多の上場量となった昨年の181トンからは6割ほど落ち込んだが、 [....]