オホーツク海毛ガニかご漁/年末を見据え「販売の先送り」か

2013年5月20日

 オホーツク海沿岸の毛ガニかご漁は、漁獲ペースは順調に推移している半面、消費地における販売には拍車がかかっておらず、ここにきて大中サイズの相場ダウンも伝えられている。産地では年末を見据え、凍結加工する動きが広がるが、「販売の先送り」の面も否めず、先行きの厳しさも指摘されている。

 オ海の毛ガニかご漁は5月10日現在の速報値(道まとめ)で、宗谷管内が前年同期比5・3%増の543トン、オホーツク管内が113・3%増の256トン。宗谷管内では頓別が昨年より2週間余り早い10日に終漁するなど、南北とも好調なペースを示している。

(「オホーツク毛ガニかご漁累計水揚げ(5月10日現在)」は本紙参照)[....]