オホーツク海密漁取り締まりでカニかご1259個押収、水産庁

2020年2月5日

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押収直後のカニかごと漁獲されたズワイガニ(水産庁漁業取締本部札幌支部提供)

水産庁漁業取締本部札幌支部(北海道漁業調整事務所)は1月31日、昨年のオホーツク海での違法設置漁具(カニかご)の押収結果をまとめた。

 押収活動は4隻の取締船を使い、紋別北方の日本の二百海里内「北見大和堆」で実施した。押収件数は13件(前年9件)、押収物はカニかご1259個(831個)、ロープ2万6219メートル(1万7243メートル)だった。漁獲されていたズワイガニ約11・5トン(10トン)はすべて海中還元した。

 同海域は日本ではカニかご漁業が認められていない場所。押収したカニかごは日本の漁業者が通常、使用するものに比べ大型で素材も異なっていたといい、便宜置籍船(FOC船)の外国人によって設置されたものとみられている。[....]