オホーツクホタテ、盛漁期順調

2022年7月8日

オホーツクホタテ、盛漁期順調 

 オホーツクのホタテ漁が盛漁期を迎えている。今期は4年連続30万トン規模の水揚げが計画されており、漁協関係者からは水揚げペース、原貝の生育とも「順調に進んでいる」との声が聞かれる。一方、主力製品の玉冷は製品価格が昨年をさらに上回る高水準についており、産地関係者からは警戒感もにじむ。

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 オホーツク地区の6月末までの水揚げは北部の稚内管内が前年同期比14%減の4万7400トン、南部の北見管内が20%減の5万100トン、合わせて17%減の9万7500トン(漁場造成含む、サロマ湖養殖除く)。漁場造成時の水揚げが少なかったことなどから前年を下回っているが、本操業後の水揚げは順調で、各地の漁協からは「このままいけば年間計画をクリアできそう」との声が多く聞かれる。[....]