イワシクジラ生肉、下関初上場 

2021年11月17日

生肉を持つ前田市長?と所社長

 共同船舶?(所英樹社長)の捕鯨母船・日新丸が14日に山口・下関港へ入港し、一度も凍結していないイワシクジラの生肉を陸揚げしたのに続き、16日未明には下関漁港地方卸売市場に約1・5?を上場、尾の身は過去最高のキロ12万円を付けた。「近代捕鯨発展の地」である下関らしく売場は活況。前田晋太郎下関市長も駆け付け、「下関から山口県内、全国へと販路を広げるのに力を入れるので、鯨食文化も広まってほしい」と訴えた。

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 今年は9月に東京・豊洲市場と仙台市場にニタリクジラの生肉を上場。それぞれ7万円、10万円の最高値を付けたが、今回はそれを上回る価格となった。

 下関では過去にミンククジラの生肉は上場されていたが、大型鯨種であるイワシクジラの生肉は初の上場とあって注目度は抜群。市場関係者も「全力で売る」と意気込んだ。[....]