アカイカ利用拡大でスルメ代替となるか、イカ釣り漁協

2020年2月14日

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懇談会の趣旨を説明する重会長

 スルメイカの記録的な不漁が続く中、漁獲がまとまっている太平洋アカイカに代替商材としての期待が高まっている。これまでは加工向け中心だったが、最近では刺身商材としても販売され始めた。ただ、スルメほど流通や加工が進んでいないのが実態だ。こうした背景から、全国いか釣り漁業協会(重義行会長)の呼び掛けにより12日、東京・赤坂の三会堂ビルで第1回「アカイカ流通懇談会」が開かれた。

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 懇談会には学識経験者や水産庁、加工団体・企業、イカ釣り漁業者などが集まり、流通業者や漁業団体なども発言自由なオブザーバーとして参加。冒頭あいさつで重会長は「スルメに代わる一つとして太平洋アカイカに注目しているが、商材を大事に利用していくことが重要[....]