2019年2月1日
今回は10月15日から18日まで、ニューカレドニアのヌメアにおいて開催されました、みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)第25回年次会合の結果についてお知らせします。
今回の会議では、ミナミマグロの資源状態に応じて総漁獲可能量(TAC)を算出する管理方式の改定に向け、2035年までに初期資源量の30%まで回復、2040年までに初期資源量の35%まで回復するように調整する案を中心に開発を継続することとなりました。(2035年までに25%及び40%まで回復するモデルをサブセットとする。)
また、平成31年(2019年)のTAC総量は一昨年に合意された平成30年(2018年)から平成32年(2020年)までのTAC(各年1万7647トン)について「科学委員会」による最新の分析結果に基づき議論された結果、これの維持が確認され、我が国の割当量(6165トン※)も維持されることとなりました。
※このうちインドネシアに21トン、南アフリカに27トンが委譲される。(平成30年〈2018年〉から平成32年〈2020〉の3年間限りの措置)。
2018?2020(各年) 参考:2017年
日本 6,165トン 4,737トン
豪州 6,165トン 5,665トン
韓国 1,240.5トン 1,140トン
台湾 1,240.5トン 1,140トン
ニュージーランド 1,088トン 1,000トン
インドネシア 1,002トン 750トン
南アフリカ 423トン 150トン
EU 11トン 10トン
フィリピン ? 45トン
調査死亡枠 6トン 10トン
TAC 17,647トン 14,647トン
また、平成29年(2017年)漁期の各メンバーの保存管理措置の非順守はなかった事が確認されました。次回年次会合は、平成31年(2019年)10月にケープタウン(南アフリカ)で開催される予定です。
(水産庁国際課)