ながさき水産業大賞、1個人2団体に県知事賞

2021年1月22日

対馬産アナゴの販売ルートを確立した赤城夫妻

 県民の水産業への理解を目的に、長崎県、JF長崎漁連など11団体でつくる「ながさき水産業大賞運営委員会」は昨年、先進的な取り組みで成果を上げている県内の1個人、2団体を最高位の2020年度「長崎県知事賞」に選んだ。

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 選ばれたのは、▽赤木正男氏(魅力ある経営体部門・経営強化の部)▽?天洋丸(魅力ある経営体部門・技術、担い手の部)▽高浜船団(魅力ある漁村地域部門)?の1個人、2団体。

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■赤木氏。

 赤木氏(対馬市)は、アナゴかご漁業に用いる餌を漁獲効率の高いスルメイカに替え、独自の販売ルートを開拓することで収益が向上。知名度が低く安価だった対馬産アナゴの販売ルートの確立やPR活動で単価向上に尽力するなど、地域経済活性化への貢献が評価された。[....]