「豊洲開場条件整った」小池知事安全宣言し申請完了

2018年8月2日

関係局長会議の最後に豊洲市場の安全宣言を行った小池知事(中央)

 豊洲市場開場まで残り72日となった7月31日、東京都の小池百合子知事は「『安全・安心な市場』であり、開場の条件が整った」とする安全宣言を出した。都庁で開かれた関係局長会議の席上、都が実施した追加対策の効果を確認した専門家会議が「安全性が確保されたことを確認した」と判断した報告を受けて発言。翌8月1日に農林水産大臣への認可申請手続きを済ませた。
 会議終了時のあいさつで小池知事は専門的見地から調査・検討を行い、追加対策を提言した専門家会議の尽力に改めて感謝。「これまで進めてきた検証・対策・確認という一連のステップを経ることで、将来のリスクにも備えたものとして豊洲市場のさらなる安全性向上が図られた」と強調した。
 会議後、報道陣に対して「市場の代表者の方々と面会して、事前にお伝えさせていただいた。要請のあった7月中の(安全宣言の)期限に間に合ったということで感謝の言葉をいただいた」と報告。
「移転まであと2か月。市場関係者の皆さまも、これでさらに腰が入るのでは」と期待した[....]