「海業」再定着へ漁港利用で規制緩和も 

2021年7月15日

 次期漁港漁場整備長期計画の議論が26日の水産政策審議会漁港漁場整備分科会で本格的にスタートする。漁港漁場漁村整備促進議員連盟の検討委員会で大まかな方向性が取りまとめられており、これをベースに煮詰めていくことが予想される。成長産業化や海洋環境変化への対応とともに注目されるのが「海業(うみぎょう)」による漁村活性化だ。かつては一般化しつつあった言葉だが、表舞台に現れるのは久しぶりとなり、漁港の有効活用などと併せて再び定着していくか焦点が集まる。

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 海業は「漁村の人々が、海や漁村に関する地域資源の価値や魅力を活用して所得機会の向上等を図る取り組み」と定義され、イメージとしては浜の活力再生プランに近い。[....]