「海の宝」初顔合わせ、水産庁水産女子の元気PJ始動

2018年11月21日

長谷成人長官(中央)と記念撮影する水産女子メンバー

 水産庁は16日、同庁中央会議室で、第1回「海の宝!水産女子の元気プロジェクト(PJ)」推進会議を開いた。第1期「水産女子」に選ばれた16人のうち現場の漁業者やIT企業出身者、元アイドルら9人が出席。PJの概要や今後の進め方が説明されたほか、メンバーの紹介や水産庁女性職員との活発な意見交換も行われた。
 PJは漁業・水産業の現場で活躍する女性が日々の仕事や生活の中で培った知恵を、さまざまな企業のニーズと結び付け、新商品やサービス、情報を社会に広く発信していくことを目的にしている。
 会議では活動の柱として水産女子間の交流を深めて情報交換の場とすること、「ファストフィッシュ」や「お魚かたりべ」、学校教育などの取り組みと連携すること、「農業女子」と共同でイベントを開催すること?などが挙げられた。毎年11月1日?翌年10月31日を事業期間とし、ロゴマーク作成のほか、さらなる水産女子のメンバーや参加企業・団体を募集し、水産女子と企業・団体とをマッチングさせ個別プロジェクトを展開する。
 山口英彰次長は「男性社会といわれる水産業を変えていってほしい」と呼び掛け、「地域の課題のほか、ちょっとした悩みも共有し、商品開発などの活動に生かしてほしい」と語った。[....]