[926]「日ロ漁業合同委員会第28回会議」及び「日ロさけ・ます漁業交渉」の結果について

2012年7月3日

ロシア系サケ・マスの漁獲に関しては、毎年、日ロ両国間において操業条件などに関する協議が行われており、今年も例年同様、日本2百カイリ水域内の操業に 関しては「日ロ漁業合同委員会第28回会議」が平成24年3月12日から東京で開催され、3月14日に妥結し、議事録への署名が行われました。

ロシア2百カイリ水域内の操業に関しては「ロシア連邦の2百カイリ水域における日本国の漁船によるロシア系サケ・マスの2012年における漁獲に関する日 ロ政府間協議」(日ロさけ・ます漁業交渉)が24年3月15日から同年3月19日までの間東京で行われ、4月10日からは場所をモスクワに移して継続して 協議を行い、4月17日に妥結し、議事録への署名が行われました。

交渉の結果は以下のとおりとなっています。

  1. 1.日ロ漁業合同委員会第28回会議
    1. (1)漁獲量合計 … 2562トン(前年2694トン)
      うちカラフトマス … 2277トン(2394トン)
      シロザケ …  285トン(300トン)
    2. (2)漁業協力費3億2,294万円?3億7,184万円(3億3,900万円?
      3億9,100万円)の範囲で、漁獲実績に協力費単価を乗じて決定。
      協力費単価は前年同の145円/キロ。
  2. 2.日ロさけ・ます漁業交渉
    1. (1)漁獲割当量合計 … 7071トン(5556トン)
      うちベニザケ … 2289.2トン(1731.6トン)
      シロザケ … 4485.4トン(3586.8トン)
      カラフトマス … 161.5トン(130.5トン)
      ギンザケ …  68.1トン(55.6トン)
      マスノスケ …  66.8トン(51.5トン)
    2. (2)操業隻数33隻(前年27隻)
      うち小型漁船20隻(18隻)
      中型漁船13隻( 9隻)
    3. (3)1隻当たりの漁獲割当量
      小型漁船(19トン型)154トン(前年同)
      小型漁船(29トン型)167トン(同)
      中型漁船 292トン(同)
    4. (4)入漁料/約21億5,000万円(前年約16億9,000万円)

(水産庁国際課)