「広島夏かき」生産拡大へ/25年に80トン目標

2021年2月22日

人気の「広島夏かき」

 広島県は2021年度から夏場のカキブランド「広島夏かき」の出荷増大に向けて作業効率や利益率を高める試験を行う。県東部地域では17年から3倍体カキの生産出荷試験を実施。低水温、紫外線浄化などの衛生対策、低温流通など加工業も巻き込んで安全・安心を担保して流通させてきた。引き続き「広島夏かき」の生産拡大に取り組む。

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 18年からは区画漁業権免許のもとで本格的な養殖生産、流通に取り組んできている。生産量は19年夏は7・5トン(殻付きベース)と少なかったものの、夏場にさっぱりと食べられる「広島夏かき」として観光客などから評価されていた。新型コロナウイルス禍で現在、観光客需要なども低いが、今年度から試験イカダの数を増やし、今夏は14トンを生産、さらに25年には80トンの生産を目標に取り組む。[....]