「ぎょさい」「積立ぷらす」過去最高更新

2022年4月20日

 漁済連(宮原淳一会長)がまとめた2021年度の「ぎょさい」と「積立ぷらす」支払実績によると、合計で1345億円に上り、前年度の1057億円に比べ27%、288億円も増えた。経費分を補償する「ぎょさい」の共済金は5%増の404億円、減収分を補う「積立ぷらす」の払戻金(国の補填金を含む)は40%増の942億円。「ぎょさい」「積立ぷらす」ともに、過去最高だった前年度実績を更新した。漁業経営を取り巻く環境が厳しさを増す中、「ぎょさい」と「積立ぷらす」の役割がますます重要になっている。

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 種目別にみると、漁獲共済は「ぎょさい」で256億円(前年度比10%減)、「積立ぷらす」で558億円(4%増)の合計813億円(1%減)。このうち漁船漁業には合計で478億円(6%減)、定置漁業に315億円(5%増)がそれぞれ支払われた。[....]