<魚食にっぽん>キャッチ&おいしくイート

2022年6月27日

釣る楽しさと食べるおいしさを伝える中川さん

 コロナ禍に〝3密を回避できるレジャー〟として、釣りを楽しむ人が増えてきた。ならばこれを、魚食人口を増やすチャンスととらえたい。ただ、そもそも釣り人は釣った魚をどう食べているのか。釣りアンバサダーで水産庁の水産政策審議会委員も務める、(株)ウオー代表取締役の中川めぐみさんに話を聞いた。

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 「私の周囲では」と前置きしたうえで中川さんは、「釣ったあとの食をいかに楽しむか」を考える人が増えているそうだ。数を釣ることが狙いかと思えば「それでは『作業』になる」と異を唱える人もいて、「これだけ獲れれば十分だ」と、〝おかず釣り〟を楽しむ考えも少なくないという。

 実際に中川さんが、釣り経験のない人を誘う時に使う口説き文句の一つは、「人生最高のアジフライを食べない?」だ。釣りたてのアジは刺身が最高かと思いきや、あえてのフライ。しかも対象は、東京湾の岩礁などの根に定住する、通称・黄金アジだ。普段食べるアジフライから、どこまで想像を膨らませたら正解にたどり着くのか--。この誘いに「ぱくり」と食いつくのは、男性より女性が多いらしい。[....]