<魚食にっぽん(122)>豊洲仲卸が移動販売に挑戦、亀和商店

2021年3月29日

移動販売の会計をする和田社長

 新型コロナウイルスに伴う2度目の緊急事態宣言が22日に全面解除された。しかし、不要不急の外出自粛や飲食店への時短要請がいまだ残るなど、生鮮水産物流通の中核で業務用食材を強みとしてきた卸売市場への逆風は続いている。そんな中で昨春以降の苦境を打破しようと、東京・豊洲市場の一部仲卸で移動販売に挑戦する業者が出始めた。移動販売車の自社購入へと踏み切った亀和商店㈱(和田一彦社長)の取り組みに注目した。

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 2019年に竣工したばかりの真新しい20階建て「都営北青山三丁目アパート」前のスペースに、3月中旬の金曜日正午の直前に亀和商店の移動販売車が滑り込むと、到着を待ちわびていた人々が周囲を取り囲んだ。[....]