<東日本大震災から10年>ウェブ座談会(石巻編)/10年を振り返る

2021年4月7日

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10年間の思いとこれからについて語る須能相談役㊨、青木会頭(中央)、阿部社長

 東日本大震災の発生から10年が経過した。施設などの多くは復旧を果たしたものの、10年はあくまでも通過点。被災地に突き付けられた課題が消えたわけではない。これまでも被災地に寄り添い続け、被災地の声を中央の国政、行政、団体などに伝え続けてきた大日本水産会が、震災から10年を迎えた新型コロナウイルス禍の今年、ウェブを通じて被災地の声を聞いた。

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 ◇司会/10年の歩みを振り返って改めてどんな思いを抱いていますか。

 ◆白須会長/大震災直後、取るものも取りあえず、がれきの中の被災地をレンタカーで回り、緊急に集めた義援金や支援物資を各自治体の長に届けて回ったことを昨日のことのように思い出す。昨年、今年とコロナ禍で訪問が叶わなかったが、毎年、年数回にわたり、石巻、気仙沼を中心に被災地を回り、現場では直接関係者と意見交換を行い、それを農林水産大臣や水産庁長官など行政や与野党の先生方に要請して回ってきた。[....]