<ジャパンスタンダード⑥クロアチア>イベントの意味

2018年4月26日

松久シェフ(左)自らがクロアチア産本マグロの握りを披露

 ジェイトレーディング(神戸治郎社長)とカリ・ツナ社共催により3月6日、クロアチア・カリ市で開かれた「ジャパン フュージョン イン カリ」は、地元だけではなく、欧米各国から料理人が集まり、寿司のにぎりや創作料理をその場で作り上げる華やかなイベントとなった。

 特にクロアチアの料理人に、“ジャパンスタンダード”を知ってもらおうと企画された。「このイベントはカリ市で開く意味があった」と神戸社長が挙げた理由は、カリ・ツナ社の本拠地であること。そこにはカリ市は古代において漁業創始の地の一つであり、世界に先駆けて蓄養マグロを行った先人の土地でもあるということをクロアチアの人に改めて誇りに思ってほしいという思いもある。

 塩田とオリーブ畑が広がるのどかな町が、この日ばかりは違った。プライベートジェット機でさっそうと登場した「NOBUさん」=松久信幸シェフは主要各国のレストランやホテルを経営する。ロンドンやモナコなど欧州チームのシェフらも「おやじさん」(松久シェフ)のもとに駆け付けた。

 神戸社長の周囲には行動力、決断力に魅せられ、引き寄せられるように多くの人材が集まってくる。クロアチアでの挑戦はまだ始まったばかりだが、“ジャパンスタンダード”を携え無限に広がる可能性の海に船をこぎ出していると感じた[....]