5Gと水中ドローンが解決/カキ養殖場、海中可視化で生産性向上

2021年2月1日

ローカル5Gアンテナ(手前中央)とカキ養殖場

 広島県江田島市で1月25日、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムを活用して養殖カキを効率的に育てる実証実験が始まった。遠隔操作水中探査機(水中ドローン)で高精細な映像を撮影し、カキの成長を妨げる付着生物などを把握、海域の水温や溶存酸素濃度も計測して、必要な対策を随時行えるようにする。将来はロボットアームの搭載で、海底の堆積物除去も視野に入れる。

 事業は㈱レイヤーズ・コンサルティングとNECネッツエスアイ㈱、㈱NTTドコモ、東京大学で構成するコンソーシアムが総務省から請け負い、2月中旬まで取り組む。

 通信速度が現行4Gより100倍速い超高速で、遅延が0・001秒程度の超低遅延という5Gの特性を生かすことで、タイムラグを生じさせない映像伝送や遠隔監視を実現させ、離れた陸地からでも養殖カキや漁場の様子が把握しやすくなる。機体の操作は遠隔地から行え、現場には[....]