道漁連、阿部新会長に聞く 

2022年8月1日

阿部新会長

 海洋環境の変化に伴う水産資源の減少、漁業者の減少・高齢化、国内の水産物消費の減退といった構造的な課題に加え、前例のない赤潮による漁業被害の発生など、北海道漁業にさまざまな重要課題が山積する中、北海道漁連の新しい会長に阿部国雄氏(JF福島吉岡漁協組合長)が就任した。今年度の全道漁協組合長会議でスローガンに掲げた「社会・環境の変化に対応した持続可能な漁業・漁村の発展」に向けて、指導経済連合会である道漁連の果たす役割は大きい。阿部新会長に就任の抱負を語ってもらった。

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 --北海道漁業の最大の課題と優先して取り組みたいことは。

 阿部会長 最も危惧しているのは気候変動による漁業生産への影響。地元・福島町の前浜でもイカが皆無に近い状況になり、エゾバフンウニは放流しても全く水揚げにつながらない。そして、昨年は道東太平洋で赤潮が発生するなど、今まで考えられないような自然災害も起きている。北海道漁業を取り巻く環境は10年前とは大きく様変わりしてきている[....]