赤身マグロに不足感、冷バチも減少へ/20年全国マグロ在庫

2021年3月3日

 水産庁が2月26日に発表した2020年12月の冷蔵水産物流通調査によると、昨年11月から冷凍メバチの入庫量が出庫量を下回っており、在庫は減少傾向にある。冷凍キハダも5月から在庫を減らしている。対して入船数は当面、平年より少ない見通しだ。1~2月は例年消費が鈍く、現状では逼迫はしていないが、供給不足が徐々に深刻さを増せば、昨年の量販店で特徴的な特売アイテムだった赤身マグロに、不足感が生じると予想される。

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 赤身不足の問題は、昨年の夏ごろから挙がっていた。冷バチについては台湾を中心とした海外船の一部が、相場の軟化で出漁を見合わせたため危機感が募っていた。こうした船が魚倉を埋め切る前に操業を切り上げたことで、当初予定よりも前倒して日本へ搬入された漁獲物も多い。財務省の貿易統計によると、20年の冷バチ(丸・GG)輸入量は6万24トンで、前年から15%も増えた。[....]