苫小牧漁協、未利用魚を子ども食堂に

2020年7月10日

赤澤部長㊧からスナガレイを引き取る辻川代表理事(中央)ら(写真は水産北海道協会提供)

 北海道のJF苫小牧漁協(伊藤信孝組合長)は苫小牧沖で獲れた魚のPRと子供たちへの食育を目的に今年度から未利用魚を苫小牧市内の「子ども食堂」に無償提供する新規事業を開始した。

 特に春先のカレイ刺網漁では市場に出荷しても値段の付かない魚が混獲される。「せっかく獲れた魚を有効活用できないか」という漁業者の声を受け、同漁協は女性部によるメニュー開発を進めてきたほか、最近では学校給食や病院食の食材として販売できないか模索してきた。

 しかし、骨がある状態での取引は難しいことが分かり、苫小牧市の協力を得ながら新たな受け入れ先を探したところ、市内にある子ども食堂5か所で受け入れてもらえることになった。

 事業の流れとしては、青年部を中心に漁獲された未利用魚を漁協の冷凍冷蔵庫に保管。子ども食堂を運営する組織の担当者には「子ども食堂プロジェクトカード」を配布し、未利用魚を引き取る際に持参してもらい、確認後に引き渡す。[....]