石巻魚市場/主力のギンザケ、ITで業務効率化

2022年6月22日

フォークリフトに設置した携帯端末に入力する魚市場職員

 石巻魚市場(株)(宮城・石巻市、佐々木茂樹社長)が、主力の養殖ギンザケでIT化による業務効率化を実現した。さまざまな現場シーンに携帯端末を導入し、記録作業すべてを「手書きで紙に」から「タッチ入力でデータ化」へ移行。それらの情報をひも付けて一元管理するシステムを構築し、関連計算や書類の作成、販売後の転記作業などを自動実行できるようにした。負担が大きかった誤入力の修正も短時間で済むようになり、一シーズン当たり労働時間で延べ2600時間、経費で450万円の削減効果を見込む。

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 石巻魚市場はギンザケの水揚げで日本一を誇り、昨年は5500トン、34億円の実績を残した。業務は「風袋」と呼ばれる氷水を入れたスカイタンクの計量に始まり、陸送された上場品の自動選別、フォークリフトによる計量と陳列、タンクごとのNET表の作成・貼付と続き、入札による販売を実施。開票後は一覧表とタンクの貸出票を作成し、落札者に渡したあと、事務所に戻って水揚げ原票や市況、帳票類を記す。所要時間は水揚げの多寡によるが、まとまる6~7月は延べ10時間に及んでいた。[....]