犬吠-常盤南にマサバ漁場/水産機構

2020年12月23日

 水産研究・教育機構は22日、水産資源研究所が取りまとめた太平洋のサバ類とイワシ類、マアジの今年度第2回長期漁況予報(2021年1~6月)を公表した。来遊が例年以上に遅れているマサバは、沿岸に近づきやすい海況に変わったことで、年明け1月以降は犬吠埼から常磐南部海域を主漁場に、来遊量は前年並みを予想している。

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 暖かな黒潮続流の北偏により、遅れていた親潮第1分枝の南への張り出しが12月に入り開始、徐々にマサバが接岸しやすい海況へ変わった。そのため、まき網漁業による北部太平洋全体の漁獲量は、22日にようやく1万トンを突破した。

 近年の漁場形成時期は年々遅れる傾向にあったが、昨年に1万トンを超えた11月27日から、今年は1か月近く遅れている。これまでも1000~5000トン前後の漁獲はあったが、いずれも単発で「主群をとらえている感覚にない」(漁業関係者)ことから、すぐに漁が途切れていた。[....]