洋上風力、目標実現へ課題

2021年10月12日

オンラインも含め約400人が参加した

 海洋生物環境研究所(海生研、保科正樹理事長)は8日、シンポジウム「洋上風力発電の大規模導入に向けた課題」を東京・千代田区のTKP新橋カンファレンスセンターでオンラインを併用して開催した。政府が発表した発電目標の達成には新たな産業創出も期待されるが、沿岸利用には漁業権が障害になる場合があることや、「沖合を含む漁業への影響を誰が、どう評価するのか」など、今後解決すべき課題が示された。

 「再生可能エネルギーの切り札」といわれる洋上風力発電は、導入には海域の先行利用者である漁業者の理解が不可欠だ。弘前大学地域戦略研究所の桐原慎二教授は2017年末~19年初めにかけて、青森県内の漁業者に洋上風力発電に対する意向調査を実施し、県内漁業者の6%に相当する511人から回答を得た。[....]