柱状礁にウスメバル、設置後11年でも海藻繁茂/海中景観研究所

2021年4月15日

柱状礁に多く集まるウスメバル稚魚

 ㈱海中景観研究所(本社・松江市、伊良部善久社長)は昨年、島根県隠岐の島地先の水深16メートル海域に設置した藻場礁である「柱状礁」のモニタリング調査を行った。設置後11年が経過した現在でも藻場が維持。クロメやホンダワラ類が繁茂していることを確認した。

 柱状礁は同社が開発した藻場礁で、4本の柱が立つユニークな構造が特徴。平面的でなく立体的に藻場空間を創出し、海藻を繁茂させる仕組みだ。2009年と17年に設置された柱状礁群(24基)を、昨年6月と10月にダイバー2人がモニタリングを実施し、毎年春にウスメバルの稚魚が蝟集することを確認した。

 ウスメバルは沖合で産まれ、稚魚の時に流れ藻に付きながら藻場に集まって育ち、成魚となって再び沖へ戻るという生活史をもつ。市場では「沖メバル」の愛称で親しまれ春告魚の一つとされており、今が旬の魚だ。柱状礁により海藻が繁茂することで、アミ類などの餌が豊富となり、[....]