新井農水省食料産業局長、市場法改正と豊洲市場を語る

2018年10月12日

クリックで画像を大きく表示します

「荷を取り戻すための改革」と語る新井局長

 卸売市場法の抜本改正に加えて東京・築地市場の豊洲移転。水産物流通の根幹を成してきた卸売市場制度は今後どこへ向かうのか。農林水産省食料産業局トップの新井ゆたか局長にインタビューした。           
◇問い/卸売市場法改正に対するお考えを改めてうかがいます。
 ◆新井局長/平成の次の時代に移るこの1~2年間が卸売市場のあり方を再考する機会になった。トラックドライバーが人手不足の時代に突入している今、幹線物流から枝分かれしていく方が効率がよい。それこそ卸売市場。今後、価値が見直されるのではないか。将来展望に向け考慮してほしい。
 ただ、魚は市場経由率が水産物流通全体の52%まで低下して半々になっている。現実を受け止め、世界や日本各地から魚を集荷して、適正に消費者に提供する役割をニーズに即した形でしっかり果たし続けていかないと、さらに低下するかもしれない。
◇問い/食品流通の卸売市場回帰を目指すのですね
◆新井局長/各卸売市場が枠組みを考える中、荷を取り戻せるような形にしていただきたい。市場外でやり取りしたり、別の会社を市場外に立てたりといったケースを、できる限り減らしてほしい。
(豊洲市場は)コールドチェーンのレベルアップには期待している。「築地」の伝統と「豊洲」の機能が融合して、世界に冠たる卸売市場になることを機値している。[....]