富山湾産ホタルイカ漁模様一気に好転、前年の3倍に

2018年4月11日

 富山湾産ホタルイカ漁が4月に入り急激に好転している。1~9日の漁獲量は、県農林水産公社水産部の速報値によると前年同期比で約3倍となる約234トンへと跳ね上がった。3月が前年同月を大幅に下回るスロースタートだっただけに、継続した好漁が期待される。

ホタルイカの漁模様は一転した。9日までの集計で約234トンと、前年同期(約85トン)に比べ2・7倍の急増ぶり。まだ4月半ばに達していないが、すでに前年4月の漁獲量の半分を超えた。

 県農林水産総合技術センター水産研究所によると「4月に入り富山湾の表層水温が、ホタルイカの漁獲最適水温とされる11度Cに上昇したことも好漁の要因の一つではないか」と分析する。

 同研究所が3月1日に発表した2018年の漁況予報では、水温の高さなどから今年の漁獲量は平年を下回ると予想。実際に3月の漁獲量は約80トンと前年(約490トン)の2割程度。加工筋から「安定した仕事ができない」と、懸念の声が上がり、「漁期はこれから」と好転が期待されていた。

 漁模様が好転したことで、富山県ホタルイカ協会は、10日から開始した今年初めてとなるテレビCMや、売場でスイングPOPを活用するなど、販売促進に向けた活動を活発化させている。[....]