天然+養殖の二刀流で、ガザミの街の復活へ

2024年7月10日

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真子入りの付加価値が高い養殖の「ぶんご岬ガザミ」

 【大分・豊後高田市】豊後高田市水産振興養殖事業促進協議会(髙嶋信次会長)はこのほど、2023年漁期の養殖ガザミ(ワタリガニ)の取り上げを終えた。今漁期は22年に達成できなかった、殻幅15センチ超の大型サイズの生産に成功している。当地で名物だった天然ガザミの漁獲量が減る中、協議会は身入りの安定した養殖の「ぶんご岬ガザミ」も選択肢とする「(ガザミの)二刀流で、地元にかつての賑わいを取り戻したい」と展望している。

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 協議会は22年6月から、市内のエビ養殖場跡地を活用したガザミの築堤式養殖を開始し、同年漁期に生残率5・78%という高い歩留まりを記録した。そこで23年漁期は給餌量について改善を図ったほか、水質の安定を目的に珪(けい)藻を繁殖させる水作りにも成功。池入れ時に殻幅1センチ程度だった稚ガニの多くが、22年漁期より短期間で殻幅15センチを超える成ガニへと成長した。[....]