天然海藻の新芽保護に効果/岩手県水産技術センター

2021年7月20日

実験区画内で無事成長したワカメ

 ウニによる天然ワカメやコンブの食害防止に、新芽の時期の給餌が効果的であることが、2~6月に岩手県水産技術センターが行った実証試験で分かった。生き物による食害で海藻が生えなくなる磯焼けが全国的に問題となっている中、新たな対処法の一つとして注目を集めそうだ。

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 海藻の食害生物とされるウニは、水温の暖かい夏場によく動き餌を食べる。ところが近年、県沿岸では海水温上昇で大型海藻が根を張る春季の2~3月にも活発に動いている状態で、同センターでは「脆弱な新芽の時期に食べ尽くされてしまっている。ある程度の大きさになるまで保護できれば、磯焼けの進行を防げる可能性がある」として今回、海面での実証実験を行った。[....]