南極海CO2吸収に優占植物プランクトンの変化が影響/東京海洋大など

2020年4月30日

大気から海洋へ溶け込んだCO2の行方

 国立環境研究所地球環境研究センターの髙尾信太郎研究員らと東京海洋大学、北海道大学、国立極地研究所の共同チームは16日、南極海のインド洋区における夏季の二酸化炭素(CO2)吸収量に、優占する植物プランクトン(浮遊性微細藻類)のグループ変化が影響を及ぼすことを明らかにしたと発表した。

 研究によると特定の珪藻類が優占する年ほど、植物プランクトンの正味の炭素固定量は大きくなり、海洋へのCO2吸収量も増加することが分かった。また、今回の研究と従来の研究との比較から、植物プランクトン群集の変化が海洋のCO2分圧に与える影響は南極海の中でも海域によって異なることが示唆された。[....]