[1095]南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)第38回年次会合の結果について

2020年3月9日

◇日本漁船のメロは4453トンに、引き続き調査計画も。

 昨年10月21日から11月1日まで、オーストラリアのホバートにおいて、「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)第38回年次会合」が開催され、メロ、オキアミの資源管理措置等について議論が行われました。

 CCAMLRは、南極の海洋生物資源の保存管理のために1982年に設立された地域漁業管理機関です。毎年開催される年次会合において、メロ、オキアミの総漁獲可能量等の資源管理措置が議論され、決定されています。この条約水域では、我が国底はえ縄漁船1隻がメロを対象とした操業を行っています。

 今回の会合には、日本、アルゼンチン、豪州、ベルギー、ブラジル、チリ、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、韓国、ナミビア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ロシア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、ウクライナ、英国、米国、ウルグアイ、EUがメンバーとして参加しました。

 我が国からは、森下丈二農林水産省顧問(政府代表)ほか、水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構、国立極地研究所及び関係業界の関係者が出席しました。主な会合結果は以下のとおりです。

⑴2019/20年漁期(2019年12月~2020年11月)のメロ、オキアミの資源管理措置

(ア)メロ

 メロの総漁獲可能量を1万800トン(前年漁期:1万1629トン)とすることが合意されました。我が国漁船の操業が認められた海域の総漁獲可能量は、合計で4453トン(前年:4441トン)となりました。

 また、現在閉鎖(操業禁止)されている海域において、メロ資源状況の調査を目的とする我が国の調査計画が昨年に引き続き認められました。

(イ)オキアミ

 オキアミの総漁獲可能量を869.5万トン(前年漁期同)とすることが合意されました。(我が国漁船の操業はありません。)

⑵海洋保護区の設置

 ウェッデル海、東南極、南極半島西岸における海洋保護区の設置提案について協議が行われましたが、合意に至らず、引き続き協議することとなりました。

⑶次回年次会合

 次回年次会合は、今年(2020年)10月オーストラリアのホバートで開催予定です。

(水産庁国際課)