五輪特需、諦めムード/豊洲市場ほか 

2021年7月21日

豊洲市場の水産仲卸売場棟㊧につながるペデストリアンデッキから、選手村方面(奥)を撮影

 東京五輪が23日に開幕する。新型コロナウイルス流行前は、水産業界においても五輪特需に期待する声もあったが、開催1年先送り、海外からの観客受け入れ断念、首都圏4都県競技会場での無観客開催、足元の感染拡大懸念などで不透明感を増す中、開催地の卸売市場ですら特需らしい動きがみられない。「日本人選手の活躍による盛り上がりで消費マインドが上向くのを期待するしかない」(豊洲卸)と、半ば諦めムードが漂う。

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 ベランダに横断幕が掲げられるなど日に日に活気づく選手村だが、対岸の東京・豊洲市場は、12日から都内に緊急事態宣言が発令されて以降の荷動きが鈍化している。「過去の緊急事態宣言と比べて休業する飲食施設が少なかった分、発令前後での違いがほとんどなかった」(卸A)との声もあったが、連日1000人超の新規感染者の発表が相次いだ「15日以降は、やはり荷動きが鈍った」(卸B)。[....]