丸魚水産、ノリ食害のアカエイをおいしく加工、販売

2024年7月3日

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輸出の展示会での試食も好評だった

 兵庫県の丸魚水産(株)(鎌谷一磨社長)は5月からアサリや海藻を食べる食害の「犯人」とされながら、アンモニアの臭いが残りやすいため廃棄されることの多いアカエイでなめろうやヒレのみりん干などの加工品販売を開始している。輸入原材料が使われることが多い「エイヒレ」の国産原料としてもアピールしていく。

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 日本有数のノリの産地で近年アカエイの食害に悩まされてきた佐賀県の漁協から相談を受けたのが、開発のきっかけ。5月26日には佐賀・鹿島市で試食会を開催しムニエル、煮付け、軟骨のから揚げ、肝のなめろう軍艦などを並べ、漁業者をはじめとする関係者から高い評価を得た。

 同社海外事業部の牧田稔部長は鮮度のよいうちに素早く処理することでアンモニアの発生を抑制できると明かし、オリジナルの加工方法は特許出願を準備しているという。

 アカエイの特徴である身の独特の食感と味わいを生かして仕上げた商品名は「至極のジビエ」。なめろう、切身から揚げ、軟骨のから揚げ、エイヒレ、切身のIQF、肝IQFなどをラインアップ。ビタミンBやD、カルシウムなどを豊富に含むのも特徴だ。[....]