中国船、北朝鮮沖で大規模なスルメイカ違法操業か

2020年7月27日

北朝鮮海域に向かう途中の中国を母港とする2そうびきトロール漁船(韓国行政当局撮影)©East Sea Fisheries Management Service, South Korea

 国際的な特定非営利活動法人のグローバル・フィッシング・ウオッチ(GFW)を中心とする、世界の8組織・企業の研究者が、日本海におけるスルメイカの違法操業の実態を人工衛星データの解析から明らかにした。研究論文が日本時間23日にサイエンス・アドバンス誌のサイトに掲載された。2017、18年の人工衛星データ解析の結果、中国漁船とみられる船が北朝鮮東沖で年間700~900隻操業し、2年間で推定16万トンを漁獲していることを解明。18年には、北朝鮮の木造船約3000隻がロシア水域で違法操業をしていることもとらえた。

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 GFW、水産研究・教育機構、韓国海事機構など8組織の研究者は、昼間の光学画像、レーダー画像、夜間光画像、自動船舶識別装置(AIS)の4種の人工衛星データを統合し、日本、韓国、ロシアにかかる日本海周辺の漁船の動向を解析した。公共的な監視システムの情報を発信していない船も含まれている。[....]